明るく、笑顔で。陽光浴びて、歩いていこう。

by kaseno-sanpo

やはり、タイトルだな。問題は。

 こだわるなら絶対タイトルからだ。タイトルで転んだものは、良いものが少ない。もっと力を注ぐべきだと思う。どうやるのか。何度も構想を練るしかないだろう。な~んだ、といわない、いわない。
 正直言えば、その時点で一番苦しむ。出るときは、すんなり出る。便秘みたいなものか、違うぞ、けして。別物である。
 その例として、グラスホッパーをあげよう。
 はて? なんのこと? 伊坂幸太郎さんの小説のタイトルだ。結局この単語は中身に登場しない。わからない。でも、日本人らしく、英語ではなくカタカナ表記にしたことはすごく目立つ。調べようという気になる。
 そうは思いませんか? 意味はバッタだった。昆虫のバッタ。そういえば、バッタの単語は文中に何度も使われている。
 
 いま直しの応募作を、タイトルを変える事にした。いや、そこからしか直しがはじまらないと思ったからだ。愛着あるタイトルを捨てるのはある意味辛い。しかしそこに喜びを見出せれば、ワンステップ進むことも出来る。
 直しやっていながら、次作も案が埋まっていく。そのうちのタイトルも出来た。書けない、書く、と常に一喜一憂しているのは傍から見れば馬鹿馬鹿しいものであろう。でも選んでしまったのだから、見捨てたら人生は終わってしまう。

 小松左京さんが亡くなられた。彼の略歴をみているうちに、はじめから作家な人はいないんだなという事を思った。後は、否定されても、独自性を捨てないこと。
 
 読んだ本。
 グラスホッパー。 伊坂幸太郎さん。 ☆4つ。
 終わり方があっさりして残念。でも中盤で、すっかり騙された。さすが伊坂さん。深みがあればもっとよくなるだろうに。印象が薄いのはゆがめない。
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by kaseno-sanpo | 2011-07-29 19:52