明るく、笑顔で。陽光浴びて、歩いていこう。

by kaseno-sanpo

「奇跡の人」 真保裕一さん。

 「奇跡の人」 真保裕一さん。
 結論から書きます。
 この本は、わたしの中で今年のベストワンです。
 10年ほど前に、山崎まさよしさん主演でドラマが放映されたのですが、見ていません。話の内容も若干違うようです。
 圧倒的な不安に包まれ、自分探しの謎が始まるのですが、一体どこへ流されるのか一息もつけない感じでした。それは、不安や希望という生易しいものと相違する、恐さでもありました。
 残酷な過去と向き合う、その後の生き方に心が悲鳴を上げそうでした。
 ラストでさらに残酷な仕打ちが待っていようとは。過酷であり、誰かの共鳴や涙が流され続ける。
 400ページというスケールも大きい小説です。
 生きるのを投げ出そうとしている人も、きっとまた生きたくなるかも知れません。もっと、荒波で生きようと思うかもしれません。
 読後感は、ラストまでいくとやるせなさも残りました。苦しさに夜眠れなくなるかもしれません。それだけ読者を誘うのは、作者の力があるからなのです。
 お薦め度 ☆☆☆☆☆

 今日、2作目の小説が完了。
 これから年末にかけ、校正を繰り返したいと思います。
 原稿用紙で、500枚。今年はこれで、2作書いた事になる。応募は来年度。
 来年度は、この2作の校正と、
出来れば、新しい小説に早い段階で取り組みたい。校正をしながら書き始めてもいいだろう。これからが大事な時期だ。

 今年は、いい写真も撮れたと思う。
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by kaseno-sanpo | 2010-12-22 22:18