明るく、笑顔で。陽光浴びて、歩いていこう。

by kaseno-sanpo

光媒の花

 光媒の花。道尾秀介さん。 要注目の作家ですよ。お薦めします。

 彼は若いんですが、凄い文章力のある作家です。描写も素晴らしいし、物語をどこから書いて繋ぎ合わせるかというてんに置いては、感心させられます。
 これは、連作短編の形式で、純文学的な印象もうけますが、サスペンス的要素も含んだ味のある作品でした。とにかく言葉の表現力に魅力を感じます。
 つながりあい、主人公が別の人に変わっていくのですが、最後にはじめに戻るような構成も面白く、大変良く練られています。
 本来は、ミステリーとホラーの融合した作風なのでしょうが、これだけ幅広く書けると言うのは頼もしい限りです。つづいて「向日葵の咲かない夏」も読みました。
 こちらは後で書きますが、思いつかないどんでん返しと、じわじわ効いて来る恐さがあり。

 とにかく書けないときでも、読んで良いものは吸収しております。じわじわ染み込む雨のように。
 いつか、それが活きるときがきますから。
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by kaseno-sanpo | 2010-08-12 19:50