明るく、笑顔で。陽光浴びて、歩いていこう。

by kaseno-sanpo

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デパートへ行こう。

 デパートへ行こう。真保裕一さん。
 はじめて読む作家ですが、以前ドラマで「つながれた明日」だったか? 見た覚えがあり良い印象がありました。
 読むテンポが早い。イコール、作者の技である。盗まなければいけない技である。
 そんな読み方をするから、非情にスローペース。これは良い表現だ。となれば、一行を5回も再読。
 キレもあって、軽くない文と言うのは、好きです。 

 深夜の閉店後のデパートに偶然居合わせた数人の、一夜のお話ですが、凄い練られていますね。
はっきり行って引き込まれます。途中まで謎に引っ張れる部分もあり、そこが上手いなと思います。
 人物皆が個性的で、一見共通項など見出せない中で、贈収賄事件がつなげていき読者を翻弄させていきます。
 しかしながら、結局は人間愛がこの作者の得意としてテーマなのではないかと思われます。
 エンターティメントでも、そういうテーマが無いととても詰まらなくて、味気がなくなりますね。
そこら辺が非情に勉強になります。

 それから、このお話、現代の会社トップに立つ人に読んでもらいたい。苦しい中で、何が大事かわかるんじゃないかなと思いました。

  時代小説を応募してから、とんでもないミスに気付く。 

 やらかしました。専門用語になると思われますが、視点者の固定。と言う点。
視点者(だれからみてるか)を変える場合は、章を変えるか、一行空けなければ読者が混乱を引き起こすというもの。
 出して10日目くらいで、ネットで読んで気付く。
 それから、次のためにも、最初から最後まで直しを入れた。それに10日かかった。
 駄目な事だが、直しを入れればかなり良いと思うので、望みは捨てれない。
 
 今月から書き始めた現代小説も、20ページくらいで気付いたので、そこを注意しながら多少手直ししながら平行で進める。
 途中でわかっただけも良しとしよう。
 延々と、更なる半年を頑張っていこう。アイディアは小出し出てくる。ひねり出しているのかもしれないが、好調だと思いたい。退屈させないで読ませる技術を、使わなければ。
 最大の重点は、テーマ。
 
 
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by kaseno-sanpo | 2010-06-30 19:24

celeronで良いかな。

 celeronで良いかな。次期我が家のパソコン。今の壊れる頃の話だけど。

 高性能インテルi7なんて勿体無いし。i3くらいは標準なんだろうが、ゲームや動画を見るわけでもない。
ワードで書き物、ネットで調べ物、写真整理なら、多少遅くても我慢しよう。

 BTOパソコンなるものを覚えた。安いです。大手メーカー製より4割近く安い。
 ところが、ここで思うのは、
 最下位クラスを選んでも、i3クラスを選んでも1万も違わない。

 つまり、CPUの値段、マザーボードを除くと、そんなに安くはならない部品が同じくらい掛かる事がわかる。
ケース、HDD、メモリ、ドライブ系、電源などは、これ以上下がらないとこまで来ている。

 celeronクラスの下位CPUも、これ以上下がりはしないだろう。
デスクトップで、モニタとオフィス抜きで、送料込み5万で限度だと思う。
 2.5GHzデュアルコアで、そこそこ省電力。いい選択かなと思うこのごろ。
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by kaseno-sanpo | 2010-06-20 13:29

オーデュボンの祈り。

 オーデュボンの祈り。伊坂幸太郎さん。
新潮ミステリー大賞講評もついていて見ごたえありました。
 どちらかというと、最近の洗練された伊坂さんの作品とは異なる。
 面白いけど、そんなオチか、と言う場面もありまして少なからずガッカリしました。
 
 ネタばれになります。ご注意ください。

 この島に足りないものが、音楽だ、というのも、ちょっと理解できません。
案山子が喋るのはまあ、許せるかもしれない。割と可愛いじゃないですかね。そういう発想好きです。

 思ったのは、村上春樹的な発想。
 例えば、案山子は、羊をめぐる冒険の羊に置きかえれますね。
 普段裁けない悪意に対して、他の世界で葬るのは、ねじまき鳥クロニカルに通じるような感覚でした。

 ゴールデンスランバーの余りにも出来すぎに負けますが、伊坂さんの出発点として評価できるお話です。
 我が道を行くかき方は参考になりますね。打ちのめされるといった方が良いかも。

 6月から新たに書き出した現代小説は、来春まで目途に頑張ります。やはり500枚程度の予定。
原案は既に前から頭に有ったものに、小説的な話をつむぎ出していく。
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by kaseno-sanpo | 2010-06-15 18:53

ささやく河。

 ささやく河。藤沢周平さん。
こちらは再読でした。それなのに、かなり忘れている。展開をすっかり忘れている自分が居ます。それも大抵途中、真ん中くらいから忘れている内容が多いですね。
 最初はしっかり読み始めている証拠か。

 殺しの下手人が誰なのか、かなり謎が多い捕り物。ハードボイルド時代小説版みたいな感じ。
まさかまさかの手繰り寄せる糸が見つからないような、細い糸で繋がっていく展開。先を詠み急がせられる、ここが作者の上手いところです。
 最後の動機も、ありえないような、あっても想像が付きにくい。唸るしかないですね。
 二重三重にある仕掛け、下手人を怪しい怪しいと思わせ、ひっぱりますね。
 なんと言っても、まさかの展開が面白いのですが、少し力が抜けるかもしれません。そんなことか、と。
 だからといって、味気ないわけではない。人物の味もお楽しみいただけます。400ページ越える長編を是非お楽しみください。お薦めです。

 1月から書いた小説は、今月初め応募出しました。
 結果を待つだけ。

 その間、早くも次を書いていかなければいけない。
 まずは、一息いれて、脚本を思いついた部分手直し。準備だけはやっておく。
 それから、次へと。
 新作小説書き始めました。次は現代小説。目指せ新人賞。間を空けずに、少しずつでも前に進まないと。
 というわけで、出だしを良い案浮かんだので、1ページ目手を付けました。
 行き詰るとは思うけど、そこは妙案で乗り切るしかないのだろう。
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by kaseno-sanpo | 2010-06-09 19:18
 ニシノユキヒコの恋と冒険。川上弘美さん。初めて読む作家。
実績や、評価も高く、選考委員も務めたりしているのです。
 この1作品で決めるわけではないですが、不思議な女子のお話と言うイメージ。
 いや、全く普通の何処にでも居る女子だったら小説にならないけどね。あとは、のんびりイメージが強く、心地よさに包まれる人も少なくないはずであろう。
 ニシノは、男性で10代後半からおそらく50代まで、様々な恋をして、その都度の女子から見た印象でつづられています。もの悲しいといえば、そうかもしれない。だけど、恋ってものは、ある意味悲しいものなのかもしれないと思う人は、それなりに恋をしてきた人でしょう。

 女子の受けがいいのかもしれないと思うのですが、どうでしょう。
 文章は難しい言葉は多くつかわれていません。嫌味の無い文章です。もう一度やり直せるなら、そんな男子の切ない恋が強く感じられるかもしれない。お薦めです。

 近頃プリントした校正が忙しく、書き込み怠ってました。読んだ本は堪っています。
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by kaseno-sanpo | 2010-06-07 08:48