返すのが惜しまれる本。
2012年 01月 22日
最近は本も買った事がない。
ここ数年の読書はすべて、図書館の借り物だ。
毎週末にせっせと一冊借りては、一冊返す。
年間にすると、約50回繰り返すことになる。
ひとと距離を隔てても、恥かしいとは思わない。
わたしには、ときどき口ずさみたくなる歌がある。中島みゆきの「時代」だ。
まわるまわるよ、時代はまわる。
いいとき、わるいとき、それはきっと交互にやってくる。
どうしてみんな、若い時にそれほどすごいものを作れるのだろうか。
だが、遅咲き、という言葉もある。
勇気付けてくれる数々の歌を口ずさみながら、頑張ろう。もし、わたしに強みがあるとすれば、それは情熱だ。
読んでいる本。(これはまだ、途中だがお薦めしたい)
小さいおうち 中島京子さん。 おすすめ度 ☆☆☆☆☆
いづれ返さなければいけない本だが、これは手許に置いておきたいと思えた久しぶりの本だ。
まず、失礼だが、とても地味です。派手な話はありません。しかし、じんわりとあとから涙が溢れてくるお話です。喪失感とでもいいましょうか。ほんわかとしたなかに、笑みもこぼれるけれど、きっとあとから泣いてしまう。
家政婦、昔で言えば女中さんの思い出話が主である。
ただ、時代は戦争直前から戦中、終戦前(ここまで読んだので)です。笑う場合ではないのです。しかし、ほんわかしている。現代に、孫の代の若者から、お婆ちゃんおかしいだろうと指摘されるするくらいだ。
ここに、この本のよさがある。苦しい時に、ああ苦しいと言うのは簡単だ。あえて、笑おう、へっちゃらだと笑い飛ばそう。そんな感じに力強さを受ける。
ヨーロッパ系の戦争映画で、ユーモアたっぷりに苦しい時代を生き抜くものがあるが、その手法と似ている。だから、あとからそっと涙がこぼれ落ちるのだ。
だが図書館の本は返さないといけない。辛いところだな。
ここ数年の読書はすべて、図書館の借り物だ。
毎週末にせっせと一冊借りては、一冊返す。
年間にすると、約50回繰り返すことになる。
ひとと距離を隔てても、恥かしいとは思わない。
わたしには、ときどき口ずさみたくなる歌がある。中島みゆきの「時代」だ。
まわるまわるよ、時代はまわる。
いいとき、わるいとき、それはきっと交互にやってくる。
どうしてみんな、若い時にそれほどすごいものを作れるのだろうか。
だが、遅咲き、という言葉もある。
勇気付けてくれる数々の歌を口ずさみながら、頑張ろう。もし、わたしに強みがあるとすれば、それは情熱だ。
読んでいる本。(これはまだ、途中だがお薦めしたい)
小さいおうち 中島京子さん。 おすすめ度 ☆☆☆☆☆
いづれ返さなければいけない本だが、これは手許に置いておきたいと思えた久しぶりの本だ。
まず、失礼だが、とても地味です。派手な話はありません。しかし、じんわりとあとから涙が溢れてくるお話です。喪失感とでもいいましょうか。ほんわかとしたなかに、笑みもこぼれるけれど、きっとあとから泣いてしまう。
家政婦、昔で言えば女中さんの思い出話が主である。
ただ、時代は戦争直前から戦中、終戦前(ここまで読んだので)です。笑う場合ではないのです。しかし、ほんわかしている。現代に、孫の代の若者から、お婆ちゃんおかしいだろうと指摘されるするくらいだ。
ここに、この本のよさがある。苦しい時に、ああ苦しいと言うのは簡単だ。あえて、笑おう、へっちゃらだと笑い飛ばそう。そんな感じに力強さを受ける。
ヨーロッパ系の戦争映画で、ユーモアたっぷりに苦しい時代を生き抜くものがあるが、その手法と似ている。だから、あとからそっと涙がこぼれ落ちるのだ。
だが図書館の本は返さないといけない。辛いところだな。
by kaseno-sanpo
| 2012-01-22 23:26