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明るく、笑顔で。陽光浴びて、歩いていこう。

by kaseno-sanpo

2度読んだら、必ず3度読むだろう。

 2度目、読む本ってどんなものが多いですか?
同じものを2度読みたくなるというのは、珍しいです。
 だけど2度読んだものは、たいてい間をおいて3度読みたくなります。

 そんなわけで、山田詠美さんの中でも異色なのかな。
子供時代を鮮明に描いた2冊がお気に入りです。
 「蝶々の纏足・風葬の教室」
 「晩年の子供」
すでに2度読んでいたのを3度目読みました。
子供時代の小説って、凄く切なくなりませんか。うわーっと叫びたくなるような、静かに涙が流れるような。
ジッと一人で耐えるような感じに似ている。

 だけど、何故3度目読みたくなるんだろう。
文章を確かめたくなる。そのとき仕舞い込んだ空気を感じたくなる。
本には、生と死が必ずといっていいくらい、散りばめられている。
まだ大丈夫だよと、確かめたくなるのかもしれない。
by kaseno-sanpo | 2010-01-07 18:11 | 思うこと